生産計画・生産管理・SCMニュース・記事
AIはサプライチェーンの問題を解決する万能薬なのか①
テクノロジーがサプライチェーンにプラスの効果をもたらしていると実感している企業は、5社中1社
サプライチェーン・オペレーションにおけるテクノロジー導入はかなりばらつきがある
日本において、サプライチェーンが浸透していない表れでもあると思われる。東日本大震災や熊本大地震によって、自動車のサプライチェーンが話題となった事もあったが、本格的に浸透してきたのは、半導体の供給不足や今年に入ってからの小麦などのあらゆる物の輸入が困難になり、ニュースでも頻繁に語られるようになり、改めて浸透してきた
また、調査によると、サプライチェーンの技術投資分野では、クラウドがトップ(25%が全面的に採用)、次いでIoT(モノのインターネット)開発(20%)、スキャンとインテリジェントデータキャプチャー(18%)となっている※この結果はPwCが244人の経営者を対象に行った調査
AIによるサプライチェーンマネジメントを導入した企業は、物流コストを15%、在庫レベルを35%、サービスレベルを65%改善したと算出されている(マッキンゼーの調査)
☆AIが、現在サプライチェーンにおいて最も生産的な役割
・さまざまなシナリオを算出して、最適なアクションに優先順位をつけ、最善のアクション計画を立てる
⇒AIで最も成功しているサプライチェーンの企業は、上記のアクション計画から、不足が起こる前に対策の行動をし、需要が低下する前に在庫の削減を開始している
参考記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/00dae47661d705c11acf6f0d8b5db9b3de93a05d?page=1
生産スケジューラと生産管理システム連携のセミナー
生産計画の改善、在庫管理の改善は、別進められる事もあるが、密接に関連しております。
生産スケジューラをより良い形で使用するには、在庫の変動情報と密接に連携しておく必要もあり、
弊社としても、在庫と生産計画の連携をシステム的にシームレスに近い状態で情報のやり取りができることが望ましいと思っております。
今後のご提案の幅を広げるうえでも、以下のセミナーに参加し知見を高めたいと考えております。
東京開催】生産管理業務改善セミナー
~不測事態への「柔軟な対応」、「迅速な対応」を実現~
https://www.totec-sangyo.jp/seminar/2022tokyo_production_visualization.html
対象システム
・在庫適正化を実現する『TPiCS-X』
・迅速且つ実行可能な計画立案を実現する『Asprova』
・製造現場の見える化・改善を実現する『MotionBoard』
セールスフォースの製造業向け「Manufacturing Cloud Quick Start Program」の提供を開始
製造業のサプライチェーンの情報を社内外の様々なプレイヤーにタイムリーに連携
表計算ソフトやメール、電話等で実施されていたこの情報管理及び共有のしくみを共通のプラットフォームで一元管理
常に新しい情報を元に各種計画の予測値が計算され、その情報がタイムリーに共有される
業務効率化だけでなく、販売損失の抑制、及び新しい販売機会の創出につなげることも可能
春の設計製造ソリューション展で「Manufacturing Cloud Quick Start Program」の説明、デモを聞き、
受注の変更依頼が、受注情報に紐づいたチャットでやり取りするため、漏れや間違いが発生しない管理を見た
私の中で、まだ未知数ですが、生産計画システムとの具体的な連携を是非見てみたいところである
https://minkabu.jp/news/3342805
サプライチェーンマネジメント(サプライチェーンのリスクマネジメント)
FRONTEOは、経済安全保障ソリューションに、自社サプライチェーンの外側のリスクを把握可能にしたとの記事
独自開発のAI「Looca Cross(ルーカクロス)」を搭載した経済安全保障ソリューション「Seizu Analysis(セイズアナリシス)」の機能拡張を実施
Seizu Analysisのサプライチェーン分析機能は、オープンソースから得られる情報をもとにサプライチェーンを解析し、「自社のサプライチェーンに取引が好ましくないと判断された企業が潜んでいないか」「サプライチェーンが特定の国や地域、取引先に依存していないか」「グローバルにおけるチョークポイント(物資輸送ルート)がどこにあるか」を分析できるとしている。
サプライチェーンシステムにも、需要予測をはじめ、AIの搭載が本格化してきている
https://bizzine.jp/article/detail/7892
アパレル特化型物流センター
アパレルECの市場規模拡大による競争激化に伴い、他社との差別化
物流での「新たな付加価値」が注目
専門性の高いアパレル特殊業務にワンストップ対応
基本的な物流業務から、複雑な在庫管理・季節変動対応・特殊な流通加工など専門性の高い業務
直営店舗・販売委託先向けから個人向けECまで、アパレル物流で求められる “BtoB&BtoC” 両チャネルへの対応
アパレルの流れが分かりやすい図があり、参考に記事にさせて頂きました。
https://www.scroll.jp/news/2022/0707_3906/