生産計画・生産管理・SCMニュース・記事
農産業活性化支援のためのサプライチェーンプラットフォーム提供開始
ピーエスアイ(PSI)とSAPジャパンは8月24日、地域の農産業活性の支援を目的として、PSIの「DMC(Digital Material Controller)」と
「SAP BTP(SAP Business Technology Platform)」の連携を基軸としたデジタル・サプライチェーン・プラットフォームの提供を開始
「適切な味噌蔵の温湿度の管理が可能となり、熟練してない職人でも高品質な味噌づくり」とサプライチェーンプラットフォームの言葉の連鎖が日本らしくて良いですね。
今後のサプライチェーン・プラットフォーム勉強する中でも、農業分野も注目していきたい
参考情報
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20220825-2434093/
食品・水産製造卸向け生産・製造管理システム「CaptainBrain」を販売開始:セイコーソリューションズ株式会社
工場現場のノウハウを見える化し、低コストでデジタル改革を実現
セイコーソリューションズ株式会社が、食品製造卸・水産製造卸企業向けの生産・製造管理システム「CaptainBrain」を開発し、2022年8月1日より販売開始。
・工場の製造・生産管理ノウハウを見える化
・作業班毎、日毎、商品毎、工程毎など現場に即した作業能率まで管理
・初期投資不要のサブスクリプション利用型
【CaptainBrainの主な機能】
・Webブラウザー(Google Chrome)でアクセスすれば、誰でもどこでも簡単に利用可能
・日々の製造時間リアルタイム自動予実管理で、作業能率を商品毎、工程毎に可視化
・商品毎のデジタルガイドでオペレーションミスを防止
・納期・在庫・人的キャパシティーをリアルタイムに把握
サブスクは大変興味深いが。一部計画も組めるような説明があったが、資料をダウンロードして確認したが不明だった。
食品では、原材料や製品の消費期限、賞味期限管理が気になるが、この点も資料からは読み取れなかった。
実際に調査をしてみたいと思います。
参考
https://www.dreamnews.jp/press/0000264470/
製造業は本当に衰退しているのか?
「製造=衰退産業」と言えるこれだけの理由、着目すべきは「付加価値」と「就業者数」と題した記事があった。
①製造業の GDPに占める付加価値の比率が20%程度で、以前より落ちている
②製造業の従業員が1990年から減少している
点から、製造業は衰退しているとの見解だった。
果たしてそうなのだろうか。
以下は、その考えと比例しないデータと考える。
1、GDPに占める製造業の比率は、最近20年は変化がない
2、製造業の事業所は減っているが、事業所あたりの付加価値額は上がっている
3、製造業の労働生産性は、ここ30年右肩上がり、非製造業は横ばいとなっている
これらのデータからは、製造業は、企業、事業所は、減少しているが、製造業としての力量は上がっている結果と取れる。これは、製造業のIoTなどの技術革新の結果と取れる。
人数が増加している非製造業が付加価値が全く上がらない点に、むしろ問題があると考える方が自然である。
私が、日本の製造業の熱量を上げる、盛り上げる活動を展開するのは、このようにまだ力がある事が示されている点だ。
日本はハード面(設備や製造技術)が強い、その反面、ソフト面(生産管理やSCM)が弱い。
ソフト面は20年近く遅れていると考えられるので、これを半分に近づけていくだけで、日本の製造業はよい方向に行くと考えています。
弊社は、このソフト面の強化に力を入れ、日本の製造業発展の一翼を担いたいと考えております。
☆製造業のGDP構成比の変化
出典:2019年版ものづくり白書
☆平成以降の製造事業所数と1事業所当たり付加価値額の推移
出典:2019年版ものづくり白書
☆製造業、非製造業における労働生産性の推移
出典:2019年版ものづくり白書
参考記事
https://www.sbbit.jp/article/fj/93445
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/1910/25/news008.html
業務改革の成功要因(開始1年で約135億円コスト減の効果、ルノーグループの凄すぎるサプライチェーン改革)
開始1年で約135億円コスト減の効果、ルノーグループの凄すぎるサプライチェーン改革との記事がある
この成功は、AIやIoT、自動化の言葉が飛び交っているが、これはあくまで手段の話である
『SCMの課題は「可視化」「リアルタイムの情報収集」』と最初に記載されているが、
まさに、見える化、情報収集をしっかりやりきるところが改革を成功させている
IT化、DX化はあくまで、見える化、情報収集の手段である。
まずは、ITなど置いておいて、自社にとって、見えていなくて経営判断できていないことを
見えるようにして、判断ができるようにする事である。
以前、私が在籍した企業では、決算でサプライズ、不動在庫の山、全く利益が出ていないなんて事があった。
この時は、週次で四半期、月次の売上、生産、在庫(PSI)+利益の着地を見て、生産量や在庫量を決定する仕組みとした
予想の当たる当たらないはあるが、週次で見直す事で、ぶれを最小にする動きをした。
見える化する事で、安定した経営へと発展する事が出来た。
他に在籍した企業、コンサルで支援した企業も、情報の可視化(見える化)を最初にやりきるところは、やはり改革が成功する
この可視化、見える化の重要性が分からないところは、いつまでもシステムに振り回される結果になり、システムを入れたのに、
何も見えない結果となっている企業が多い。
当社も、まずは、見える化を強く推進させて頂いている
参考記事
https://www.sbbit.jp/article/cont1/93096
AI×SaaS生産スケジューラ「最適ワークス」の導入を開始
菓子・食品を製造・販売するカルビー株式会社の湖南工場(滋賀県湖南市)が、生産計画業務の改善・効率化のために製造業向けAI×SaaS生産スケジューラ「最適ワークス」の導入を開始
食品メーカーは、消費期限、出荷期限管理があり、製品はもちろん、原材料に至るまで、管理が求められる。その点が、どの様に対応されるか、また、AI搭載機としての動向にも注目したい
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000048.000022401&g=prt