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朝活100本ノック / SDGs・ESG投資 授業99日目【SDGs対極の意見も知ろう⑥】
多くの日本人を飢えさせる
太陽億発電は、自治体や地主もハッピー、再エネ企業もハッピー、SDGsの目標達成に近づくので政府もハッピーという「3方よし」
ということで、まさにSDGsを代表する取り組みなのだが、生物学者である池田氏によれば、日本でこれを推進することはまったく
「エコ」ではなく、むしろ多くの日本人を飢えさせることにもつながる恐れがある「環境破壊」。
ソーラーパネルを地面に建てて、そこで太陽光エネルギーを奪っているわけだから、その下の地面にはそのエネルギーがいかない。
これまでそこで生きていた生物は光合成ができないので死に絶える。当然、それを食べていた生物にも影響が出る。周辺の生態系も壊されていく。
それに加えて、一度ソーラーパネルを設置した土地を再び農地として使うことは、かなり難しいのだ。太陽エネルギーが届かないわけだから、
土壌のなかにいる微生物などにも悪影響があり、農作物を育てる栄養素もなくなってしまう。その土地はいわば「死んだ」ことになる』
実際、この池田氏の主張を裏付けるように、「全国で公害化する太陽光発電 出現した黒い山、田んぼは埋まった」(毎日新聞 21年6月27日)
のような形で、太陽光発電の自然破壊が問題になっている。
日本の食料自給率は37%程度と他国と比べて圧倒的に低い。国際紛争でシーレーンが破壊されて輸入ができなければ、多くの日本人は飢える。
そんな国が「もっと地球に優しく!」なんて叫びながら、ソーラーパネルで国土を破壊している様は、確かに「地獄への道は善意で敷き詰められている」
という言葉にピッタリだ。
公害とまで呼んで良いのかは、今後を見ていく必要はあるだろう。トレードオフになる事は発生するので、どの点を重視していくことが
必要なのかを議論しないといけないのだろう。
ただ、少なくとも、太陽光パネルによって、自然が破壊される可能性がある点は、留意しなければならない点である。
出所:ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2205/31/news056_4.html