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朝活100本ノック /生産計画・在庫管理改革:19日目【自社のSCMの現状は③】
サプライチェーンや生産管理のレベルは、経営管理の状況と相関していることが多い
端的に言えば、経営者が経営管理の数値をどれ位のレベルを求めているかで、結果、サプライチェーンや生産管理のレベルが決まってくる
月末を締めてみて1ヵ月後にサプライズで、対処のしようがないことが発覚する何てことがあるところは、大抵、不動在庫の山だったり、
欠品を毎度起こしたり、納期を守れない傾向の企業が多い。
自動車の運転も、サイドミラー、バックミラー、時にはバックモニターを取り付けてでも、安全を確認し自車の位置を把握すると思います。
サプライチェーンに限りませんが、自分たちの立ち位置は常に把握しておくことが、やっぱり大切。下記図の効率性から多様性に一気に行けるはずがないです。
周りをよく見て、一つ一つクリアしていかなければ、結果、何も解決しないことになります。
朝活100本ノック /生産計画・在庫管理改革:19日目【自社のSCMの現状は②】
過去から効率性⇒柔軟性⇒採算性⇒多様性と歩んできた
これからの時代は、リスク回避の視点が重要と考える
サスティナブルな活動によるESG投資、脱炭素という名の欧州の踏み絵と
サプライチェーンが今まで通りの流れでは済まない形となる
また、戦争や政治的対立でサプライチェーンが断裂される事も発生し、
事前にリスクを把握し、回避する動きが必要になると思われる。
ITの進化においては、自動化から始まり、昨今はAIの発展が目覚ましく
生産系システムにも導入が開始された
また、システムもアプリ化が進み、スマホのようにアプリを入れ替える感覚で
ユーザが創造して取り組む時代がくるのではないだろうか。
朝活100本ノック /生産計画・在庫管理改革:18日目【自社のSCMの現状は】
これまで、各年代別にSCMの推移をの述べてきたが、まとめると以下のような推移となる。
自社の現状を把握することはとても大切である。
私が今まで携わったり支援してきた企業は、大半が2000年代で止まっているところが多い。
これをITシステムの力だけで改革しようとした企業が軒並み、システム導入に失敗している。
一足飛びに最新の状態になるはずがない。社内の文化、人材の育成があって初めて状態があがるのである。
まずは、この理解からスタートである。
朝活100本ノック /生産計画・在庫管理改革:17日目【なぜSCMなのか?役割の変化】
日本の高度成長期が終了すると同時に、
①グローバル化(広域にわたる展開)
②インターネットの普及(情報速度の向上)
③ステークスホルダーの変化(短期の結果要求)
1工場が、1企業だけで解決できない流れになってきた
企業や部門に求められる役割に変化が生じてきたが、日本では、部門間の綱引き、
または護送船団でしか動かないなど早期な動きに対して、ハード面での向上だけで
ソフト面(サプライチェーン、情報)での向上が全く図られなかった
SCM(サプライチェーンマネジメント)の考えがもう少し早く浸透していれば
ここまで衰退する事はなかったと思われる。
朝活100本ノック /生産計画・在庫管理改革:16日目【なぜ日本でSCMが注目されたのか】
20年の間に、世界のトップ500社の総売上高のうち、日本企業が占める比率は1/3以下に低下。
特に問題なのは、日本の大企業のうち、自動車メーカー以外の企業が痛い目に遭っている。
「この企業が弱くなった」「この業界は強くなった」ということではなく、皆一様に力を落としている。
日本の大企業の経営は、グローバル化(SCM)の構築に乗り遅れたと推測できます。
その後2020年では、53社に減少した。
2014年以降、リストから外れた日本企業は、シャープ (売却) 、富士フイルムホールディングス、
アルフレッサ、コスモ石油、日本たばこ産業の5社。
2015年が、54社で、ここ最近は、横ばいの傾向になってきている。
今後ここが底辺となり、上昇傾向になるのか注目である。